大切にしてきたロボットとの丁寧なお別れ
aibo合同供養の実例・流れ・実務手続き
ロボット、特にペット型ロボットは、数年・数十年をともに過ごすパートナーです。壊れた・サポートが終わった・後継機に替えたい、そんなタイミングで「捨てる」という言葉が浮かんでも、踏み切れない方が多くいます。
「ロボット供養」はその感情に向き合うための一つの手段です。人形供養・お炊き上げが日本に根付いているように、機械であっても「想い」が宿るとして供養する文化が生まれています。
供養後に実務(データ消去・買取・廃棄)を行うことで、気持ちの整理がつき、後悔のない手続きに進めます。
日本で最も知られるロボット供養の例は、ソニーのペットロボットaibo(旧AIBO)を対象とした合同供養です。
千葉県いすみ市の光福寺では、aiboの合同供養を繰り返し実施してきました。千葉日報の報道によると、10回目の開催が記録されており、国内でも継続的に実施されてきた実績があります(千葉日報報道)。
この取り組みでは、修理不可能になったaiboを持ち込んだ飼い主が合同供養に参加するとともに、分解された部品が修理可能な別の個体の修理に使われる「献体」という仕組みも取り入れられました。「さよならするけれど、誰かの体の一部になって生きていく」という考え方です(日経ビジネス報道)。
全国には人形供養・お炊き上げを受け付ける寺院・神社が多数あります。「ロボット」を明示的に受け付ける施設はまだ多くありませんが、「人形供養」として対象としているケースがあります。対応可否は各施設に事前確認することをお勧めします。
供養の費用は施設や規模によって異なります。以下はあくまでも参考情報であり、実際の費用は各施設にご確認ください。
aibo合同供養で取り入れられてきた「献体」は、修理不可能になった個体の部品を、修理中の別の個体に提供するという取り組みです。供養という精神的な儀式と、部品の有効活用という実務的な側面を組み合わせた方法です。
この考え方は、動かなくなったロボットを「廃棄物」ではなく「次の個体を生かすための資源」として捉え直すものです。同型・同世代のロボットをお持ちで、修理パーツとして活用できそうな場合は、修理専門業者に相談してみることもできます。